About 01

建物調査の必要性

建物の外壁仕上げは建物の劣化を保護する重要な意義を有します。外壁は、建物のうちで、常に日射、風雨、汚染空気等に晒され、最も厳しい環境条件に置かれている部分です。

ビルやマンションの場合、タイル又はモルタル等の剥落により死傷事故につながる部分でもあります。外壁仕上げに補修・改修を施すことで、災害の防止や建物の耐久性を向上させることができますが、このためには常に外壁のタイルやモルタルの浮き・ひび割れ等の状況を定期的に把握することが不可欠です。建物調査は、外壁の不具合を未然に防止し、建物の耐久性を向上させるとともに、災害の防止に役立ちます。

弊社では、建物調査における精密機器の調査・診断費用は、
すべて無料で行っております。

Inspection 02

8項目の建物検査

各精密検査についてご案内いたします。

1

赤外線カメラを使用し赤外線サーモグラフィー調査を行います。赤外線サーモグラフィー調査は、断熱不良や断熱不足、湿気、建物外面の水漏れ、肉眼では見つけることの難しい問題箇所を発見したり、漏水部に役立ちます。

2

打診調査に使用する打診棒(テストハンマー)です。打診調査で、外壁材が剥落や反りといった目に見える形で現れる前にモルタルやボードの浮き現象が発生しています。重大な劣化に至る前の段階を察知することが目的です。

3

ルーペを使用しコケ・カビ繁殖調査を行います。コケなどの藻類やカビが繁殖しやすい北面や樹木の付近等を中心に調査を行います。カビ・コケ類は、表面に留まらず、菌糸を通じて水分を通し、また分泌物として酸類を出す事で表面塗膜はもちろん、内部のセメント質などの劣化を加速させ結果的に建物全体を弱らせる要因になります。これらの事から、コケ・カビ類の繁殖状況を把握し、今後の計画の目安のひとつとします。

4

現状の塗膜や防水膜を調査し、測定します。紫外線等の影響により表面塗膜が減少していくので、劣化現象が下地塗装に達する前までに表面塗装を施さなければなりません。その目安となる調査です。

5

塗料は太陽の紫外線、降雨等の影響で表層から少しずつ劣化します。表層劣化が進行しますと、白っぽい粉がふいた状態になり、触れると手にチョークの粉のようなものが付着します。この現象を「チョーキング」といいます。この現象が進行しますと、塗膜の防水機能が低下します。素材保護機能がどの程度保持されているか把握するのがチョーキングテストの目的です。

6

屋根裏やドレーン調査などに使います。普段見られない隙間まで調査いたします。防塵防水IP67相当で高輝度LED付です。

7

外壁に水分が多く含まれた状態が長期間続くと、中性化を促進させることになります。木部の場合は、腐朽菌、白アリが繁殖しやすくなり、また家の耐久性に大きな影響を与えます。現時点での水分量(含水率)を調べ、メンテナンス時期の検討材料とすることが目的です。

8

「ひび割れ」は、水分進入の原因となり、外壁材~内部木材の老朽化に直結する劣化現象です。「ひび割れ」の頻度と大きさを測定することで劣化進行状況を把握する事が目的です。

Etc 03

シーリング調査

シーリング材は、防水という重要な役割を担っています。その防水機能の程度を確認します。

木部調査

木材は呼吸しており、温度変化などで動きの大きい素材です。仕上げ塗料は比較的早期にワレやハガレが出やすく、注意が必要です。建物の置かれた環境や、現在の状況によっては短期で腐る可能性もありますので、きちんとした状況を知る必要があります。

鉄部調査

鉄は水分、酸素の影響で錆が発生します。放置すると、錆はどんどん進行し、孔があくようになり、鉄本来の強度が失われ、使用部材によっては危険な状態にまでなります。保全の必要度合いを明らかにします。

屋根調査

屋根は、雨風や直射日光などを遮る家の最重要部位で、最も厳しい環境にさらされています。屋根の素材の特性を踏まえつつ、現在の状態を把握します。

剥離・剥落調査

塗膜の劣化が進行すると、塗膜が付着力を失い、はがれることがあります。その度合いを調べ目安とします。

汚染調査

外壁面の汚れは、建物の強度や耐久性に影響が出る現象ではありませんが、資産価値向上、美観維持の観点からの調査です。

Certificate 04

各調査・診断結果につきまして、無料にて調査診断書を発行させていただいております。詳細は調査診断書サンプルをご覧ください。