About 01

防水工事(通気緩衝工法)の特徴

  1. 防水層の膨れを防止します。
  2. クラックの追従性に優れています。
  3. 高耐久性で均一な防水層を形成します。
  4. 断熱効果があります。

用途

多様な場所に防水工事をすることができます。

  • 屋根
  • 屋上
  • ベランダ
  • バルコニー

防水工事の必要性

防水工事は建物を守り、寿命を伸ばすために欠かせない大切な工事です。 経年劣化や風雨によってひび割れや雨漏り、腐食などの被害が発生し、建物の寿命を短くしてしまいます。特に日本では地震や台風、梅雨、雪などの自然災害が多発する地域でもあります。そのため、防水工事は建物の耐久性を高めるために重要です。

防水工事の種類には、アスファルト防水、塩ビシート防水、FRP防水、ウレタン防止などがあります。 定期的なチェックや専門業者の判断を通じて、防水工事が必要なタイミングを見極めることが大切です。

Concrete 02

コンクリートの場合

素地によって防水工事(通気緩衝工法)の流れが異なります。ここでは、素地がコンクリートの屋上の防水工事の流れをご紹介いたします。

Step1

  • シーリング材2種
  • トップコート
  • ステンレス製の床面設置用脱気筒
  • 自着テープ
  • 防水材2種
  • ジョイントテープ
  • 下塗り材

Step2

高圧洗浄後に防水工事を行います。施工前に打継目地を撤去します。プライマー(接着剤)を塗布していきます。シール材を打ち詰めていきます。ヘラで均等になる様に押えていきます。目地の施工完了。

Step3

改修用ドレン(排水)を取り付けます。

Step4

不陸調整(水が溜まりやすい凹み部分を埋めて、周囲と均一にする事)を行います。

Step5

プライマーを全面に塗ります。

Step6

自着シートを丁寧にプライマーを塗布した上に貼っていきます。

Step7

ステンレス素材の脱気筒を付けます。

Step8

立ち上がり部分にメッシュの貼り付けていきます。平場部分にもメッシュの貼り付けていきます。施工後は乾燥させていきます。

Step9

きれいに仕上がりました。

Asphalt 03

素地がアスファルトの場合

本来であればアスファルト防水のやり直しが最善ですが、建物のオーナー様の意向で安価である程度の耐用年数を持たせたいとのことでしたので一般的なウレタン防水の通気緩衝工法を選択しました。この工法は湿気の多い建物や防水処理を長い間行っていなかった場所にも適した工法です。施工後はトップコートを定期施工すれば15年以上持たせることもできます。

Step1

  • 防水層用塗料
  • 通気緩衝シート

Step2

表地調整(1)

高圧洗浄した後、セメント中の不純分・骨材中の泥分からなる防水との付着を妨げたりするものや、経年劣化の部分は除去します。

表地調整(2)

下地欠損部分、段差(不陸)などは、モルタルで調整します。凹凸下地は、塗膜の厚みを不均一にして亀裂や膨れの原因にもなります。

Step3

目地部分に新規の2液タイプのコーキングを打ち込みます。

Step4

通気工法で行うための通気緩衝シートを張るための専用ボンドを塗布します。

Step5

通気緩衝シートを隙間なく張り付けます。

Step6

今まで入っていた湿気を逃がすための脱気筒を設置します。湿気を逃がす場所がない状態だと、塗膜の膨れや、切れの原因になってしまいます。

通気緩衝シートの貼り付け完了です。

Step7

ウレタン防水層1層目

十分に攪拌し、ローラーを用いて塗布します。

ウレタン防水層2層目

1層目同様、規定通りの工法で塗布します。

Step8

塗膜の保護のための仕上げ材です。この際には、塗膜には厚さをつけずに塗布します。

Step9

きれいに仕上がりました。

Top Coat 04

トップコートの流れ

ここでは屋上、ベランダの防水工事に施すトップコートの流れをご紹介いたします。前回施工された防水工事業者様の高品質な施工でウレタン防水層とトップコートも生きていました。今回は美観と防滑を持たせるためトップコートのみの施工です。なお、一般住宅のベランダは施工品質に問題を抱えている場合が多いのでトップコートのみの施工はおすすめしません。

Step1

高圧洗浄機を使用して長い間、放置して溜まった汚れを落としていきます。

※コケ・カビ・ほこりをきれいに取り除きます。雨漏れする場所もこの作業で特定できる場合もありますの慎重に行う作業になります。この後に、下地調整(膨れ上がっている所・細かいひび)もきちんと処理します。ドレンまわり(雨水が流れる穴)は、特に、雨漏れ発生率が高いので慎重に処理します。

Step2

プライマー塗布(1)

防水工事の剥れる主な原因は、下塗りの工程です。プライマー(接着剤)かわりになる下塗りをきちんと隅から隅までつやが出るまで塗装しないといけません。

※塗料の浸透を止める・下から出るアルカリを止める作用があり吸い込みが落着くまで何回でも塗っていきます。

プライマー塗布(2)

新塗膜と旧塗膜の密着性を向上させます。可塑剤移行防止プライマーを上から塗布することにより、汚れを防ぎます。

Step3

トップコート塗布(1)

防水工事は、外壁塗装に比べて条件が悪いのです。 それは、日中ずっと紫外線など太陽光に当たっているからなのです。防水のかなめである、防水層は特に紫外線に弱いめ、トップコートを塗装して守ってあげます。

トップコート塗布(2)

次回の防水工事はこのトップコートを10数年サイクルで塗装するだけで、大丈夫です。遮熱タイプもありますので、省エネ効果も期待できます。

Step4

トップコートには滑り止めとしてプラチップという細かい砂を塗料に混ぜて防滑仕上げとしました。

Step5

掃除・確認(笠木などについてしまったペンキの掃除や、塗り残しがないかチェック)をします。その後、乾燥させます。

Step6

立ち上がり面などもきれいに施工出来ました。

Service 05

塗料の品質管理

当社は施工に使用する材料についての管理を徹底しています。メーカー規定の塗布量や材料の成分を出荷証明書・組成表・性状表などのデータシートにより施工後、お客様にお伝えすることができます。

保証制度

当社施工保証と塗料メーカーの品質保証で、安心のW保証制度。最大10年間の長期保証も可能にしました。

アフターメンテナンス

施工完了後から無償点検いたします。当社施工範囲の工事で、弊社側の明らかなミス等の場合は無償で補修・改善いたします。